病原体 | 主としてロタウイルス、ノロウイルス、時に腸管アデノウイルス、ロタウイルスである。ノロウイルス、アデノウイルスは迅速診断法のキットも実用化されている。 |
潜伏期間 | 1~3日 |
感染経路 | 主として経口感染であるが、飛沫感染も重要と考えられる。貝などの食品を介しての感染例も知られている。ロタウイルス、ノロウイルスは冬季に多く、アデノウイルスは年間を通じて発生する。 |
治療 | 対症療法である。とくに脱水症に対応することが重要である。 |
予防 | 特に有効な方法は知られていない。一般的な予防方法を励行する。 |
登園基準 | ウイルス性腸管感染症は、症状のある間が主なウイルスの排泄期間であるため、重い消化器症状から回復した後、全身状態のよい者は登園可能である。 |