溶連菌感染症

病原体 A群β溶血性レンサ球菌
潜伏期間 一般に2~4日。猩紅熱は1~7日。
感染経路 飛沫感染である。飲食物による経口感染の報告もある。
治療 ペニシリン及びセフェム系抗菌剤製剤が第一選択である。上気道炎、猩紅熱の場合、咽頭培養により溶連菌を確認したらペニシリン系の抗菌剤を菌が消失するまで投与する。
予防 特に有効な方法はない。手洗い、うがいなどの一般的な予防方法の励行のほか、必要があれば早期に細菌培養・同定を行い、菌が陰性化するまでペニシリン製剤による治療を行う。
登園基準 適切な抗生剤治療が行われていれば、ほとんどの場合24時間以内に他人への伝染を防げる程度に病原菌を抑制できるので、抗生剤治療開始後24時間を経て全身状態がよければ、登園は可能である。

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